オゾン(OZONE)は、ギリシャ語で「臭う」と言う意味が語源で自然界に存在することは広く知られており、独特の匂いを伴います。このオゾンは地球上に降り注ぐ人体に有害な紫外線を遮り、生命活動の維持に大切な役割を果たしています。
オゾンは空気中で紫外線照射、または酸素中での無性放電など高いエネルギーを持つ電子と酸素分子の衝突によって発生します。
またオゾンは不安定な分子であるため、放置しておくと自然に酸素に変化するため残留しません。その際、ひとつの酸素原子(O)を他の物質に与える性質があり、強力な酸化作用があります。
そのオゾンを水中に溶かしたものが、オゾン水です。 オゾンは強い酸化力で、菌の細胞膜を酸化破壊します。 そのような理由からオゾン水は食品工場やスーパーなどで、野菜や器具の殺菌、洗浄に使われています。 オゾンは、フッ素に次ぐ殺菌力を持っています。
濃度が濃くなければ、問題ありません。空気中のオゾンの量が0.1ppm以下であれば、問題がないようです(国民生活センター発表)。1時間に70mgのオゾンが含まれている水が300ℓ作れますので、濃度的には0.2ppmです。ただし、水中のオゾンは空気中よりも分解するのが早いですし、照り返しの強い海岸で0.1〜0.3ppmのオゾンが測定されたという報告もあります。
米国産業衛生専門家会議では、軽労働の作業環境では空気中の濃度は0.1 ppmまで、2時間以内なら0.2ppmまでとしています。
自然に酸素に分解していくのでアルコールや殺菌剤のように残留しません。
※飲用される場合は、直ぐに飲まずに1分間ほど汲み置きしてください。
殺菌作用があります。手指や食品、器具などに付着した食中毒の原因となる菌や皮フに傷などで繁殖したぶどう球菌などを強い酸化力で、菌の細胞膜を酸化破壊します。
また、悪臭成分を強い酸化力で変化させるので消臭効果もあります。
ぬめりなどを酸化力で低分子化し、分解します。
ペットショップでは動物を洗ったり、歯科医院では歯石の除去や歯周病の予防などに使われています。
また、スーパーや食品工場で野菜や器具を食中毒の原因菌やバクテリアの殺菌のため、洗うのに使われています。
オゾン水ではありませんが、主にヨーロッパで行われてきた方法で身体から抜き出した血液にオゾンを加え、また体内に点滴で戻す療法を行われている病院もあります。
家庭なら通常、4〜5年を目安に使用できます。
業務用などの頻度が多い場合だともっと短くなります。
手指や食器類は、15秒程度。
食品は30秒程度を目途にしてください。
オゾン水 | 強酸性水 | 塩素系殺菌剤 | アルコール | |
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ヌメリ除去 | ||||
除菌効果 | ||||
脱臭効果 | ||||
鮮度保持効果 | ||||
手肌への優しさ | ||||
食材へのダメージ | ||||
安全性 |
水道水とオゾン水でそれぞれ30秒間、同じ人の手指を片方ずつ流水洗浄。 その後、水道水とオゾン水で洗った指を各々、サニ太くんに押しつけ菌を付着させます。 その2枚のシートを恒温器にて35度で48時間培養します。
水道水 洗浄
オゾン水 洗浄
〈 製品仕様 〉
オゾン発生量 | 70mg/h |
発電機 | 三相交流発電機 |
発電機出力 | 〜3.0W |
適応圧力 | 0.15〜0.40МPa |
適応圧力 | 形状によりアダプタ選択 |
重量 | 310g |
外形寸法 | W100×L126×H73 |
本体材質 | ABS樹脂 |